真夜中の犯行 一部始終… 「素人とは思えない」防犯カメラが捉えた2人組…銅線窃盗わずか10分
札幌市の解体工事現場で、銅線が盗まれる事件がありました。
防犯カメラには、真夜中の現場から何かを運び出す男2人の姿を捉えていました。
5月19日、札幌・北区にある解体工事現場に設置された防犯カメラの映像です。
時刻は午前1時過ぎ、人気のない暗い場所に男2人組がドアを開けて入っていきます。

怪しい2人の姿
ポケットの中にライトのようなものをつけ、話し合っています。
それから約1分後、画面右から2人で大きな袋に入った何かを運び出す様子が映っています。
2人はドアを開け解体現場の外へと消えていきました。
2人が入ってきてわずか10分ほどの犯行です。
別のカメラでは急ぐ素振りもなく、1人が電話をしながら外で物色をしている様子が映っていました。
解体作業の会社は被害届を出しました。

あまりに犯行がスムーズだったという
被害にあった本間解体工業の社員:「なめてんなって感じでびっくりしている」
被害にあった本間解体工業の社員:「(銅線の扱いなど見ると素人に見える?)いや、素人とは思えない、あまりにもスムーズだったので」
盗まれた銅線の被害額は約30万円だということです。
沼田 海征 記者:「関係者によりますと、2mほどある囲いを越えて2人は解体現場に侵入し銅線を盗んだということです」
現場は5月から解体作業に入ったばかりで、被害にあう前日に防犯カメラを設置したばかりでした。
解体現場の銅線を狙ったとみられる悪質な犯行。
窃盗はその日だけではありませんでした。

映像に残っていない
被害にあった解体現場の担当者:「(2回目は)鍵を壊されてゲートを開けられて車を乗り入れたと考えられます」
被害から被害から4日後の23日夜から24日の未明にかけて、電動工具やバッテリーなどが盗まれたということです。
加えて、設置していた防犯カメラ3台のうち2台も盗まれ、映像は残っていませんでした。
本間解体工業の社員:「まさかまた同じようなことが起きて1週間も経たないうちに来ると思っていなかったのでびっくりしています」
同じ解体現場で短期間に複数の被害。
警察は窃盗事件として捜査しています。