"エスタ"閉店カウントダウンがスタート…親しみやすい地下食品街・プリクラ…45年の歴史を振り返る
点心札幌 籾山 誠進 取締役:「1階から9階が全く入っていない状態。空きビルみたいな状態でスタート」
この年の7月に新たなキーテナントとしてビックカメラが出店し、徐々に客足は戻りました。
さらに翌年の11月には…。
当時のリポート:「約2か月ぶりに生まれ変わりました…」
エスタ大食品街としてリニューアルオープン。
1日2万4000人ほどが利用するJR札幌駅と東豊線をつなぐ通路を生かし、実演販売を多く配置しました。
高級なデパ地下とは違い、手ごろな価格で「日常使いできる」エキチカとして生まれ変わったのです。
50代女性:「仕事帰りにバスを乗るので、ほぼ毎日です。普通に総菜を買うときもあるし、野菜とか肉とか魚とか何でも買います」
通学や通勤客が多く通るメインストリートに惣菜店を多く配置。
さらに生鮮食料品も販売することで普段使いがしやすい食品街になりました。
2003年には大丸札幌も開店するなど、札幌駅前の競争は激しくなっていきました。
点心札幌 籾山 誠進 取締役:「ほかでやっていないことをやろうと日替わり弁当を始めました。デザートをつけたりお茶をつけたり、みそ汁をつけたりバージョンアップをして、できるだけ安くしてできるだけ温かい状態で作ろうと」
点心札幌では、日替わり弁当を考案したり事前に蒸して焼き目をつけていた餃子を、生から焼くことで見た目も美味しさも増しました。