頭部のない遺体発見…行方不明の男性か 遺体の着衣からは免許証 駆除されたクマの胃から人か動物の体の一部も
釣りをしていた男性が行方不明となっている上川の幌加内町の朱鞠内湖で、5月17日、新たに人の体の一部が見つかりました。
木々の間を歩く1頭のクマ。
これは朱鞠内湖で5月15日、駆除されたクマです。

朱鞠内湖で駆除されたクマ(提供:上川総合振興局)
朱鞠内湖では5月14日から釣りに来ていた西川 俊宏さん(54)が行方不明となっています。
警察などは5月14日、西川さんが釣りをしていた場所の近くで捜索を行い、人の頭の部分を発見しました。
遺体には動物が引っかいたり噛んだりしたあとがあったといいます。

遺体には動物の痕…
捜索に参加した警察官「人体の一部と思われるものを発見・回収しました」
警察などで17日朝から捜索を再開し、頭の部分が見つかった現場から50m程の地点で、成人とみられる人の頭の無い遺体を発見しました。
北海道立総合研究機構 日野 貴文 研究職員「子グマが掘ったような痕など見つけた。現場の警察官の判断ですぐ撤収しましょうとなった」
(Q:サンプルは取りましたか?)
日野 貴文 研究職員「できていない」
遺体の着衣から西川さんの免許証が入った財布が見つかりました。
また、駆除されたクマの胃からは骨が混じった人か動物のものとみられる体の一部が見つかっていて、警察が確認を急いでいます。