「こいのぼり」を引きちぎる卑劣行為 "犯行"の瞬間が防犯カメラに…こどもの日を前に屋外に飾ってあったこいのぼりが無残な姿
こどもの日の直前に許しがたい事が起きました。
帯広の飲食店街「北の屋台」に飾ってあった2匹のこいのぼりが引きちぎられました。
その犯行の様子を防犯カメラが捉えていました。
5月2日、まだ日が昇って間もない、早朝5時ごろ。酒に酔った様子の30代くらいと見られる男女およそ10人の集団が北の屋台の通りを楽し気に歩いています。
店は閉まっていて、女性が屋台入り口に飾ってあったこいのぼりを振り回しています。

防犯カメラが捉えた…こいのぼりが無残な姿に
その後、黒い帽子の男が、飾られていた青いこいのぼりをつかみ取り、道端に捨て、そのまま立ち去りました。

被害にあったのは帯広駅前で20軒の飲食店集う「北の屋台」
被害にあったのは帯広駅前にある飲食店街の「北の屋台」です。
屋台ではこどもの日を前に先月末から14匹のこいのぼりを飾っていました。
青い鯉のぼりを飾っていた北の屋台を運営する松下さんは憤りを隠せません。
北の起業広場協同組合 松下 博典 専務理事:「比較的若い10人くらいの男女の集団だった。正直腹が立った。それと悲しい気持ち」

悲しい気持ち…
さらに、屋台入口に飾られていた、こいのぼりを引きちぎられた居酒屋の店主にとってこの鯉のぼりは特別なものでした。
北の屋台 琥羊 高橋 陽子 さん:「(自分の)子どもが大きくなって、使わなくなった鯉のぼりありますけど持って行きますか?って言って。(北の屋台に)飾ってくれたんですよ。こどもの日がきょうなんで、その前にとられしまって悲しい」

警察に相談し被害届を提出
北の屋台では警察に相談し、被害届を提出しました。
ひどい扱いを受けた2匹のこいのぼりは修復し、飾りなおすということです。