札幌市中央区で25日、80代の女性の自宅に区役所の職員を名乗る男から電話があり、約158万円をだまし取られました。

　25日午後4時ごろ、札幌市中央区の80代の女性の自宅に、区役所職員を名乗る男から「医療費の還付金があります」「どこの銀行ですか」などと電話がありました。

　銀行名を答えて電話を切った後、答えた銀行の職員を名乗る男から電話があり、女性は同居していた40代の会社員の娘に電話を代わりました。

　男が娘に「医療費の還付があるが、申請書はありますか」「コンビニの端末であれば申請書の再発行が可能です。一旦電話を切って、コンビニに着いたらコールセンターに電話してください」などと話しました。

　午後6時ごろ、娘が最寄りのコンビニからコールセンターに電話し、指示された通りに端末を操作したところ、他人名義の口座に計158万円が振り込まれました。

　その後、娘がコールセンターにもう一度電話したところつながらなかったため不審に思い「もしかしたらだまされたかもしれない」などと110番したということです。

　警察は「詐欺電話が来たら#9110」を呼びかけています。