ボールパークのレストラン棟建設&"ちくわパン"買える自販機 工事現場に…「創伸建設」岡田吉伸さん #BOSSTALK
北海道を愛し、北海道の活性化を目指すボス達と北海道の未来と経営を楽しく真剣に語り合う「BOSS TALK」(ボストーク)。ゲストは株式会社「創伸建設」代表取締役の岡田吉伸さんです。本業の「北海道ボールパークFビレッジ」のレストラン棟建設で注目されるだけなく、人気パン店「どんぐり」との異業種コラボでも話題に。「ちくわパン」が買える冷凍パンの自動販売機を建設現場に置き、フードロス削減も進めています。発想の源泉は? 岡田さんにうかがいました。
創伸建設とは…
1990年に創業。本社は札幌市豊平区で、民間工事を中心に、ホテル、商業施設、病院、工場などを設計・施工管理し、協力会社とともに大規模建築物の新築から改修までを手掛けています。
2022年夏から、「ちくわパン」でも知られるパン製造販売の「どんぐり」とコラボ。どんぐり閉店時、店頭にあるパンを工事現場に設置した自動販売機で販売し、フードロス削減や建設業をより身近に感じてもらう取り組みにも力を入れています。
ボールパークのレストラン棟建設「任せていただきうれしい仕事」

子どもたちに職人の技術を知ってもらうため「キッズ現場見学会」を開く
――手がけた代表的建物は?
北広島市のボールパーク内の建物のひとつ、レストラン棟「トリュフ・ベーカリー」の施工を手掛けました。今後も北海道の中心的な建物。ひとつ任せていただけたのはすごくうれしい仕事をさせていただきました。
1981年生まれ。小・中・高は札幌市で過ごし、大学から東京へ。日本大学工学部で建築学科を専攻。大学卒業後、大手ゼネコンに就職し15年勤務。約5年前に札幌市に戻り、今の会社を継ぎました。私で2代目。父が1990年に創業、私が2020年に事業を継承しました。
――大学卒業後すぐに継がなかった理由は?
大きな建物や社会を見てみたいという想いでしたし、父からは「会社を継いで欲しい」と言われたことがありませんでした。広い世界を見て、"建設"を知り技術力を高めたうえで、漠然と「いつかは継ぎたい」とは思っていました。