"俳優 大泉洋氏の兄" 大泉潤氏が函館市長に! 早々と現職破り当選確実 観光部長など歴任のエリート行政マン 弟との秘話も
【師弟対決 軍配は部下】

函館市長選に当選確実の大泉潤氏は、俳優の大泉洋氏の兄
市役所出身者同士で異例の"師弟対決"となった函館市長選挙。軍配は"上司"の工藤寿樹市長のもとで観光部長や保健福祉部長を務めた"部下"の大泉潤氏(57)にあがった。
コロナ禍で落ち込んだ観光の復活、人口減少対策など、課題が山積みの函館市。早急な対応が求められる函館市を担う次期市長はどんな人物なのか?
【大泉潤氏の経歴】

バリバリの行政マンだった大泉潤氏
1966年3月20日生まれ江別市出身。江別市立大麻東小学校、江別市立大麻東中学校、札幌北高校、早稲田大学法学部卒。潤氏が中学校時、父親は七飯町の養護学校に勤務。当時、観光で訪れた函館に魅せられる。
就職活動時、そのときの思い出が脳裏をよぎり、1995年函館市役所へ就職。
【函館市役所へ就職後】

"師弟対決"となった今回の函館市長選
最初は行政課へ配属。その後、2011年秘書課長、2015年保健福祉部次長、2017年観光部長、2019年保健福祉部長を歴任。
【弟は俳優・タレントの大泉洋氏】

弟は俳優の大泉洋氏
北海道内で知らない人はいないほどの北海道の"大スター"、大泉洋氏。潤氏はこの大スターのお兄さんだ。弟の幼少期の思い出として『自転車エピソード』が1番記憶に残っているという。ある日、なかなか自転車に乗れない弟の洋氏を見かねて、潤氏は友人と手押しで弟をフォロー。すると、弟は1人で真っすぐに漕ぐことができるように。遠く見えなくなるところまで漕ぎ続けてたという。
数百メートル離れてもまったく漕ぐのをやめないので潤氏が「おーい止まりなさーい!」と呼びかけても止まらない。

「粘り強く行動に移すところは似ている」と語る
弟が乗った自転車はだんだんと左の方へ傾き、自転車とともに転げ落ちたとのこと。
潤氏は当時について「何でも熱心に真面目に取り組むのが弟。そのときも必死に自転車の乗り方を覚えようとして無我夢中になっていたんだと思う。何度でも挑戦。そういう姿勢はいまでも変わらないと思う」と回顧する。
そして、自分自身も今回の選挙戦、様々な地域に出向き、草の根活動を続けてきた。粘り強く行動に移すところは似ているところかもしれないと話す。