【冬季五輪 札幌招致】札幌市の秋元市長 "6割反対"の出口調査に…「今回の選挙で招致の是非が判断されたとは思っていない」
4月9日(日)に行われた札幌市長選で3度目の当選確実を果たした秋元克広氏。
冬季オリンピック・パラリンピックの札幌招致について今後どう動くのでしょうか。
北海道ニュースUHBの取材に対し、次のように答えました。

当選確実となり支持者らとバンザイする秋元氏
Q:北海道ニュースUHBの出口調査では、2030年の冬季オリンピック・パラリンピックの札幌招致については6割が反対という結果。市民の声をどう受け止める?
秋元氏:「私を支持した人の中にも"賛成"と"反対"の人がいたと思う。オリンピックを札幌で開催することの意義と、東京大会で様々な問題が起きたことが混在してしまっている。これをきちっと整理したうえで、オリンピックに意義があるのかないのか議論していく必要があると思っている」

出口調査では6割の人が「札幌招致反対」
秋元氏:「東京大会で起きたことをどう改善していくのか示したうえで、市民の皆さんと冷静に議論を進めていきたい。最終的には市民の意向を確認して "進めるのか、進めないのか" という、このプロセスを支持して頂いたと思っている。開催することの意義や、経費の問題をしっかり議論していく必要がある」

「招致の是非を市民の皆さんに判断して頂いたとは思っていない」と語る秋元氏
Q:今回の結果を受けて、一気に招致に向けて舵を切るのではなく、整理して議論していきたいと?
秋元氏:「私自身は今回の選挙で招致の是非を市民の皆さんに判断して頂いたとは思っていない。"最終的には市民の皆さんの意向を確認する"というプロセスについてご理解いただいたと思っている。議論の継続をしっかりやっていきたい」

有権者が最も重視する政策は五輪招致より「経済・雇用」だった
Q:現在も冬季五輪招致が札幌にとって最善と考えているか?
秋元氏:「冬のスノーリゾートということでは札幌の将来にプラスになると思っているが、東京大会の問題をクリアしないと前には進んでいけないと思っている」