「鳥インフル」確認で約56万羽の殺処分を開始 道内"過去最大"規模 北海道千歳市の養鶏場
北海道・千歳市の養鶏場のニワトリが、高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認され、道は3月28日、道内過去最大規模となる、約56万羽の殺処分を始めました。
鈴木 直道 知事:「今シーズン3例目となる道内過去最大規模の高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が確認された」

55万8千羽を殺処分
千歳市の養鶏場では27日、500羽のニワトリが死んでいるのが見つかっていましたが、その後の検査で高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認されました。
大室 成之 カメラマン:「養鶏場の外では、防護服を着た職員らが作業にあたっています」
道は、この養鶏場で飼育する55万8千羽の殺処分を決め、午前8時すぎから道職員や自衛隊など200人以上を動員し、作業を開始しました。
作業は24時間態勢で行われ、計画では殺処分や消毒作業など9日ほどかかるということです。
今シーズンの道内の鳥インフルエンザは3例目で、処分されるニワトリの数は道内過去最多となる見通しです。
今後、卵の価格など食卓への影響が懸念されます。