観光船KAZUI沈没事故から3月23日で11か月… 関係者が証言「訓練でハッチが」“もたれ合い”で見逃しか

もたれ合いの関係がチェックの甘さに繋がったのではないかと指摘
関西大学 社会安全学部 安部 誠治教授:「強い父親と子どもの関係。事業を行う中小事業者が運輸局に頼るという関係が日本の運輸行政の中に残っているのではないか」
運航会社が国に頼る「もたれ合い」の関係がチェックの甘さにつながったのではないかと指摘します。
関西大学 社会安全学部 安部 誠治教授:「運輸局が事業者を支援するというのは悪いことではないが、自立を促すような支援・指導をしないといけない。規制する側と規制を受ける側という関係がないと安全管理で隙間が生まれる」
国の検討委員会がまとめた再発防止策には、抜き打ちの監査を導入するなど監督の強化が挙げられました。
実効性を高めるため国と事業者の緊張感ある関係性が求められます。