4人の候補者が"第一声" 候補者が描く北海道の姿は…知事選が告示 経済・雇用対策など争点に17日間の選挙戦スタート
物価高が続く中、どんな経済対策を打ち出すのか?
北海道も課題が山積みです。
統一地方選前半戦の北海道知事選挙が23日、告示され、4人が立候補を届け出ました。
八木 隆太郎 キャスター:「告示日を迎えました北海道知事選挙。道政を担うリーダーは北海道をどのように変えて行ってくれるのでしょうか。17日間の選挙戦が始まります」
立候補を届け出たのは、届け出順にいずれも無所属で、新人の門別芳夫候補。現職の鈴木直道候補。新人の池田真紀候補。新人の三原大輔候補の4人です。

「稼ぐ道政よりも、寄り添う道政」を目指す門別芳夫候補
2022年の出馬表明以降、SNSを中心に活動を続けてきた門別芳夫候補。
インターネット配信は慣れたものです。
門別 芳夫 候補(61):「もう地方は見捨てられている状態格差のない社会を作りたい。北海道のどこに住んでいても、北海道に住んでいるって本当に良かった。生きていてよかったと思えるような政治を行いたいと思っているんです」
稼ぐ道政よりも、寄り添う道政を目指す門別候補。
選挙戦では地方に光が当たる道政実現を訴えていきます。

北海道の価値をあげるため「道政の継続」を訴える鈴木直道候補
与党の強力な支援を受ける現職の鈴木直道候補。
2期目に向けた選挙戦で訴えるのは「北海道の価値」を上げる政策です。
鈴木 直道 候補(42):「エネルギー、デジタル、食、この3つをキーワードに北海道のポテンシャルを最大限発揮して、北海道の価値を押し上げていく道政に1秒たりも空白を空けるわけにはいかないんです」
さらに、子育て世帯への道独自の支援や脱炭素社会の実現。
切れ目のない継続した道政の必要性を訴えていきます。

「道民目線の、道民のための温かい政治を作っていく」と訴える池田真紀候補
立憲民主党など野党陣営が推す元・衆議院議員池田真紀候補。
ソーシャルワーカーの経験をもとに「あたたかい道政」を目指します。
池田 真紀 候補(50):「誰一人、置いてきぼりにしない信条は今ほど感じたことはない道民目線の、道民のための温かい政治を、道民と一緒に作って行きます」
第一声では、差別や偏見をなくすための人権条例や介護や福祉の人材を支援する体制作りを訴えました。

「歴史を体現する北海道百年記念塔を絶対に壊してはいけない」と訴える三原大輔候補
着物姿で臨戦態勢の三原大輔候補。
唯一の主張でもある「北海道百年記念塔」前を第一声に選びました。
三原大輔候補(48):「北海道百年記念塔、これが正当な理由もなく壊されようとしています。歴史を体現する百年記念塔を絶対に壊してはいけないと思います」
訴えるのはただ1点。
百年記念塔は、北海道開拓への感謝が込められたものだとして保全を訴えました。

北海道知事選挙は4月9日に投開票される
北海道知事選挙は、経済・雇用対策や子育て支援、エネルギー政策などを争点に4月8日までの17日間、選挙戦が行われ、4月9日に投開票されます。