WBCテレビ観戦を直撃の大規模停電 原因は動物の"腸"? ワシなど大型鳥類が運んだか 鉄塔にぶら下がる 北海道

アームから細長くぶら下がっている腸(北海道電力ネットワーク提供)
3月21日朝、北海道・後志地方の黒松内町や寿都町を中心に、最大約5千戸が停電するなど大規模な停電が約4時間続いた事故で、北海道電力ネットワークの調べで、原因が動物の「腸」であることがわかりました。
この停電は、21日午前7時40分ごろ、黒松内町や寿都町、島牧村、蘭越町のほか、長万部町の一部あわせて最大5千戸以上が停電し、約4時間後の昼前に復旧したものです。

撤去された腸(北海道電力ネットワーク提供)
同ネットワークによりますと、送電線に動物の腸がぶら下がっていて、鉄塔に触れていたということです。
電気が、送電線の腸から地面に電気が流れてしまい、異常を関知して送電が止まったことが原因とみられています。
同ネットワークでは、ワシなど大型の鳥類が運んだ可能性があると指摘しています。

大規模停電が起きた現場地域(北海道黒松内町=3月21日午前)
この大規模停電は、WBCワールド・ベースボール・クラシックの準決勝放送の最中を直撃し、地元住民からは、「全然だめです。(画面が固まってスタンドが)動きません」などの声が聴かれていました。