警報音の間隔わずか3秒 “開かずの踏切”廃止へ…迂回路が開通も住民の暮らしに影響が 「跨線橋」設置できぬワケ

自由通路で約12分もかかる…
林 幹夫 ディレクター:「所要時間は約12分でした」
踏切とは違い、時間がかかります。
さらに、こんな指摘も。

歩行者のことを考慮してほしいという指摘も
タクシー運転手:「上に上がるのは、高齢者はやはり大変なんですよね。歩行者のことを考慮して、何か良い方法を考えてほしいです」
16日には踏切から300メートルほど離れた西側の空地に、新たに延長250メートルの「苗穂駅連絡通」が開通しました。
林 幹夫 ディレクター:「線路の北側に新たに踏切の代わりとなる道路が開通しました。突き当りを左折して高架下を通ることで、線路を横切ることができます」
やはり、車も大きく迂回しなければなりません。
なぜ、アンダーパスや跨線橋にしなかったのでしょうか?
踏切を管理する札幌市は。

周囲の状況を考えると難しいとのこと
札幌市 まちづくり政策局 阿部 賢 課長:「アンダーパスや線路の上を通すとなると、道路の長さが数百メートル必要になる。周辺の状況から、そのような構造の道路を造るのが難しいと判断し、踏切を廃止することに」
危険は解消されますが、近隣住民の暮らしには影響も。
“開かずの踏切”は3月23日廃止され、2度と開くことがなくなります。