【スキージャンプ】岩佐明香&勇研今季2度目の“きょうだいV”…札幌オリンピック記念

スキージャンプの岩佐勇研選手(左)と岩佐明香選手 姉弟で同一大会を制した
スキージャンプの札幌オリンピック記念が3月1日、北海道札幌市の宮の森ジャンプ競技場で行われ、女子は岩佐明香選手(はるか、大林組)が218.3点(92.0m、96.5m)で1回目2位から逆転。男子も岩佐勇研選手(東京美装グループ)が226.7点(90.5m、95.5m)で1回目6位から逆転で優勝しました。
明香選手と勇研選手は姉弟で、2月4日に同じ競技場で行われた雪印メグミルクカツゲンカップに続いて今季2度目の“きょうだい”優勝となりました。
また明香選手は国内大会3連勝です。
女子優勝の岩佐明香選手の話
Q.逆転優勝について
「きょうはあまり調子がよくなくて“どうしよう”と思っていたが、(不安定な風と雪が溶け出すコンディションの中)運営の皆さんのお陰で延長しても2本やってもらえ、逆転できたので感謝している」。
Q.3連勝は
「あまりこうゆうことがなかったので、これを自信にしてどんどん強くなれるようにがんばりたい」。
男子優勝の岩佐勇研選手の話
Q.2回目のジャンプはトレードマークの“ガッツボーズ”が出たがー
「飛ぶ前にしっかりイメージができていて、イメージ通りに飛ぶことができた。良いジャンプにつながった」。
Q.きょうだいでの優勝となったがー
「1回目は6位だったがハルカ(姉)の優勝を見て“自分も”と、2本目で巻き返したいと思えたので、結果、1位につながったのでよかったと思う」。
Q.今後に向けて
「アプローチの滑りが安定してきて、イメージ通りになかなか良いジャンプができているので、これを続けてまた、世界の舞台で戦えるように、そこを目指してやっていきたい」。
この大会は日本勢が表彰台を独占した1972年の札幌大会を記念して、メダル独占の会場だった宮の森シャンツェで開催されてきました。2019年から女子も始まり同年は高梨沙羅選手(クラレ)が優勝、2020年はコロナ禍で中止となりましたが、2021年は岩佐選手が優勝、今回2年ぶり2度目の優勝となりました。
《結果》
■男子
優勝 岩佐 勇研 (東京美装G) 226.7点(90.5m/95.5m)
2位 工藤 漱太 (雪印メグミルク) 222.1点(96.5m/91.0m)
3位 渡部 陸太 (東京美装G) 220.9点(102.0m/89.0m)
■女子
優勝 岩佐 明香 (大林組) 218.3点(92.0m/96.5m)
2位 一戸 くる実 (CHINTAIスキークラブ) 202.4点(92.0m/86.0m)
3位 櫻井 梨子 (あいおいニッセイ同和損保) 185.4点(84.0m/83.5m)
■もうひとこと
この日、プロ野球の北海道日本ハムファイターズが春季キャンプを終え“新球場”で練習を行いました。
設計・建設に関わった“大林組”所属の明香選手も開業を心待ちにしていて、試合を見に行く計画も立てているそうです。