【北海道で雪崩】雪の撤去完了 国道通行止め解除 750mにわたり斜面から大量の"雪塊"が落下するも覆道がブロック 千歳市

国道453号線に流れ出した大量の雪(2月28日) 撮影:視聴者
2月28日、北海道千歳市の支笏湖畔で雪崩が発生した影響で、通行止めとなっていた国道453号線は3月1日午前、雪の撤去が完了し通行止めが解除されました。
この雪崩は、2月28日午後5時過ぎ、千歳市幌美内の国道453号線で道路の一部が雪で覆われているのが見つかったものです。

雪崩が発生した現場(2月28日) 提供:札幌開発建設部
道開発局が確認したところ、覆道の上の斜面で雪崩が発生し、道路や湖に大量の雪の塊が流れ出したことがわかりました。
巻き込まれた車や人はいませんでしたが、道開発局は付近を一部通行止めにするとともに、3月1日午前7時ごろから、道開発局職員と専門家による現場調査を行いました。

北海道開発局と専門家による現地調査・点検の様子(3月1日) 提供:札幌開発建設部
その結果、再び雪崩が起きる危険がないことが確認され、午前9時ごろから業者による雪の撤去作業を行い、午前11時30分に通行止めは全面解除されました。
道開発局によりますと、斜面の上にあった雪の固まりが750メートル移動して流れ出していて、落ちた雪の体積は、覆道の外で約1200立方メートル、覆道の上で約1500立方メートル、合わせて約2700立方メートルあったということです。

雪が撤去された国道453号線(3月1日) 提供:札幌開発建設部
千歳市では2月27日から28日にかけて晴れの天気が続き、28日には支笏湖では最高気温7.6℃と、4月中旬並みの暖かさとなっていました。
道開発局は、気温上昇による雪解けが雪崩の原因の可能性があるとみています。