【雪の事故が異例のハイペース】今シーズンすでに19人死亡…過去5年で2番目 3月は"気温上昇"で落雪事故に注意を 北海道

【資料】事故防止を呼びかける北海道警
2023年冬のシーズン、北海道内で発生した落雪や除排雪作業中の事故は113件に上り、死者は19人と、過去5年で2番目に多くなり、警察では緊急で注意を呼びかけています。
北海道警によりますと2022年11月1日から2023年2月28日までの間で、北海道内で落雪に巻き込まれたり、除排雪作業中などに発生した事故は113件で、このうち半分以上が"屋根からの転落事故"です。

屋根からの落雪に注意を
【今シーズンと過去5年の雪害発生状況(いずれも11月~2月間の比較)】
※カッコ内は主な詳細
■2022年
発生113件(うち転落58件・落雪33件など)
死傷者106人(うち死亡19人・負傷76など)
■2021年
発生141件(うち転落46件・落雪39件など)
死傷者103人(うち死亡20人・負傷71など)
■2020年
発生143件(うち転落80件・落雪26件など)
死傷者136人(うち死亡17人・負傷99など)
■2019年
発生19件(うち転落10件・落雪7件など)
死傷者19人(うち死亡3人・負傷16など)
■2018年
発生99件(うち転落60件・落雪29件など)
死傷者93人(うち死亡7人・負傷82など)
■2017年
発生110件(うち転落67件・落雪21件など)
死傷者102人(うち死亡11人・負傷91など)

【資料】事故防止を呼びかける北海道警
今シーズンは雪害の事故が異例ともいえるハイペースで発生しています。3月は気温が上昇するため屋根からの落氷雪による事故の発生が特に懸念されることから、警察ては注意を呼びかけています。
【事故防止のポイント】
・危険な軒下には近づかない
・屋根の雪下ろしは複数で転落防止の措置を
・除雪機による作業中の安全確保
・決して無理をしない