【カメさんぽ #48】シャボン玉も凍る-31.2℃の世界 岐阜県出身記者が"衝撃" 初体験!目前に広がる北海道「極寒美」
空気中の水分が木の枝に吹き付けて凍りつく「樹氷」。
川から立ち上る水蒸気が花弁のように凍る「フロストフラワー」。
-31.2℃を記録した北海道旭川市の江丹別に、『北海道の美しい冬』を撮影に行ったカメラマン。そこに同行した岐阜県出身の記者。初めて体験する「極寒」の世界は衝撃の連続だった。
2023年、北海道に赴任した記者。日常の"寒さ"を新鮮に感じていた記者が、取材車から降り立ったのは、文字通り「痛みを感じるほどの寒さ」の世界。
初めて見る美しい光景に息をのむ。
用意してきたお湯を空に向かって撒き散らすと、一瞬で凍り付き「お湯花火」に。-20℃を下回らなければ見られない現象だ。
目の前に広がる"初体験"の数々に高揚しながら、取材を進めていると、少しずづ、視界に異常を感じ始める。マスクから漏れた息が前髪や眉毛、そしてまつ毛について、凍り付く。樹氷と同じような現象が起きていた。
『ハート型』を作るべく、用意してきたシャボン玉も、すぐに凍り付く。思い通りには進まなかったが、凍った石鹸水が美しい結晶を描き出す。
極寒の北海道。厳しすぎる冷え込みがもたらす「極寒美」。カメラは記者の初体験を見守り続けた。
【カメさんぽ】uhb北海道文化放送のカメラマンが、プライベートで見つけた出来事を配信。季節の景色、通勤途中の驚きなど、北海道の"今"を届ける。