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【カーリング】 “ナイスゾンビゲーム”のロコ・ソラーレとSC軽井沢クラブが決勝進出…日本選手権

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決勝進出を決めたロコ・ソラーレの藤澤五月選手 (C) JCA IDE

 カーリングの日本選手権(北海道北見市)は2月4日、プレーオフ1回戦と準決勝が行われ、女子は予選1位通過のロコ・ソラーレと同4位のSC軽井沢クラブが5日に行われる決勝進出を決めました。

 男子は予選2位のSC軽井沢クラブと一旦は準決勝に回った予選1位の北見協会がコンサドーレに勝利し決勝進出を決めています。

 ■ゾンビゲーム

 女子プレーオフ1回戦(予選1位対2位)で中部電力と対戦したロコ・ソラーレは後攻で複数点が取れず5エンド終わりには2対4とリードを許す苦しい展開。それでも先攻での4連続を含む5エンド連続得点で逆転、7対4で勝利し5日の決勝進出をプレーオフ初戦で決めました。

 追っても離され敗戦も覚悟せざるを得ない展開からの逆転を吉田知那美選手は“ナイスゾンビゲーム”と表現しました。

 吉田知選手はー

 「私たちは今季、前半にどんなにリードを許しても最後まで食らいついてしっかりアイスを読んで、後半に自分たちのベストパフォーマンスを持っていく練習をしてきた。前半アイスを掴めなくて苦しい思いもしたが、ゾンビのように10エンドまで食らいついていけた」。

 決勝に向けスキップの藤澤五月選手は今大会予期せぬ形で話題になった“転倒”を引き合いに出し「チーム全員で支え合って、決勝の舞台でも転んでも、転んだらダメなのだけれど、転んでもいいように全体を楽しめるような決勝にしたい」と笑顔を見せていました。

 そしてー

 この日の常呂カーリングホールにはもっと強烈な“ゾンビ”がいました。

 同時刻に行われていた女子のプレーオフもう1試合は前夜、ロコ・ソラーレから勝利を上げたフィロシーク青森と予選4位のSC軽井沢クラブが対戦。第6エンドを終えて8対1と青森が大量リードしていましたが、そこからSC軽井沢が第7エンドに3得点、相手のミスもありましたが第8エンドに5点スチール。大量ビハインドからの“大”逆転劇を起こしました。

 SC軽井沢クラブは準決勝で中部電力に競り勝ち、決勝進出を決めるとスキップの金井亜翠香選手は言葉少な目ながら「下からはい上がっていく気持ちよさはある」と頂上を見つめました。セカンドの西室淳子選手は「負けた中でいっぱい勉強してきた。私は諦めないし3位・4位の試合を見てもらえたと思うが絶対に諦めないド根性がある」と覚悟を滲ませました。

 ■女子プレーオフ1
 ロコソ 01010 11111 | 7 (決勝進出)
 中部電 10201 00000 | 4 (準決勝へ)

 ■女子プレーオフ2
 SC軽 00010 03520 | 11 (準決勝進出)
 フ青森 20203 10001 | 9 (順位確定4位)

 ■女子準決勝
 中部電 10020 20010 | 6 (順位確定3位)
 SC軽 02102 01001 | 7 (決勝進出)

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