“最強寒波”で列車立ち往生 乗客5時間も車内に …道路の“通行止め”も長引く 24時間ぶり開通でぐったり

当時の様子(@hanaya_aruaru)
今シーズン最強の寒波の影響が長引いています。
列車が立ち往生し、長時間にわたって乗客が閉じ込められました。
また、吹雪により吹きだまりができ、住民が朝から雪かきに追われました。
立ち往生した列車から、非常用の階段で線路に降りる乗客たち。

車が立ち往生…閉じ込められる
1月26日午前1時すぎに撮影された映像です。
北海道札幌市から旭川市に向かう特急列車が大雪で立ち往生し、乗客約100人が車内に閉じ込められました。
その後、乗客たちは救出に来た反対側の線路の列車に乗り込みます。
撮影者:「救出された後は、みんな喜んでいる感じでした。大雪の影響でJRが止まって、6時間くらい閉じ込められていた」
午後7時過ぎに札幌駅を出発した特急列車は、30分ほどして江別市内で立ち往生。それから約5時間、車内での待機を余儀なくされました。

払い戻しの大行列
撮影者:「6時間も閉じ込められることなどない。車掌も本当に年に1度あるかないかくらいだと言っていた。もう予想ができないくらいか、予想していた以上でした」
今シーズン最強の寒波に見舞われた北海道。
ようやく江別駅で降りた乗客を待っていたのは、払い戻しの大行列でした。

払い戻しの大行列…
JR北海道によりますと25日の夜、江別駅と岩見沢駅の間で3本の列車が立ち往生し、約300人が一時閉じ込められたということです。
寒波による交通への影響は26日も続いていて、JR北海道では函館線や学園都市線で除雪が間に合わず、特急や快速エアポートなど合わせて412本が運休しました。(26日午後5時10分現在)

車も真っ白な状態に…
25日に最大瞬間風速23.4メートルの強風が観測された札幌市では。
水上 孝一郎 記者:「雪が横殴りで吹いたせいか、車が真っ白になっています」
札幌北区あいの里では、車体や家の壁に暴風雪の爪痕が残されていました。吹雪の勢いのすさまじさを物語っています。
住宅街では、朝から除雪作業に追われる住民の姿がみられました。