JRも計画運休 「心配で心配で…」1月20日夜から"今季最強"寒波" 北海道 ホワイトアウトにも注意
急速に発達しながら接近する低気圧の影響で、1月20日夜から北海道内には今シーズン最強の寒波がやってきます。
暴風雪となる見込みで市民が備えを始めています。
日中は穏やかな天気だった札幌市。
南区の住宅街では雪かきをする市民の姿が見られました。
今シーズン最強の寒波に備えて、家の周りの除雪作業に追われていたのです。
札幌市民:「今ある雪を(これからの大雪に)備えて全部きれいにして、雪をためられるようにしている。祈るだけですね。きょう夜は心配で心配で」
札幌市民:「(除雪を)やってもやっても次から次へと(雪が)降る」

食料の備蓄
家の周りの除雪だけではなく、スーパーに買い出しに出かけ、暴風雪に備える人もいました。
札幌市民:「(Q:大雪に備えて?)はい。(Q:何を買いましたか?)野菜とかお肉も。2、3日は大丈夫なくらい買っています」

撮影:視聴者
これは2022年2月、函館江差自動車道でドライブレコーダーが記録した映像です。(撮影:視聴者)
突然目の前に現れた何台もの車。
85台ほどが事故に絡み、1人が死亡、16人がケガをしました。
ホワイトアウトの恐怖です。

立ち往生にも備えを
1月10日の大雪では、小樽市の国道5号でタンクローリーが雪に埋まって動けなくなりました。
周辺の除雪も追いつかず、国道5号は約7時間の通行止め。
これから到来する今シーズン最強の寒波でも運転には注意が必要です。

20日午後6時時点
20日午後6時時点の予報です。
最大瞬間風速は、日本海側南部と太平洋側西部で35メートル、その他の地域で25~30メートルが予想されていて、1月21日夕方までに降る雪の量は、日本海側南部で50センチ、日本海側北部と太平洋側西部で40センチとなっています。

最新情報に注意してください
すでに交通機関にも影響が出ています。
20日午後6時現在の情報です。
JR北海道は1月20日、輸送障害が見込まれるとして51本を運休したほか、1月21日も快速エアポート22本を含む73本の運休をすでに決めています。
新千歳空港の発着便は午後6時現在、47便が欠航しています。
吹雪は20日夜遅くからがピークとなる見込みで、ホワイトアウトや吹きだまり、停電などにも警戒が必要です。