遭難男性の捜索再開 依然、手がかりなく…入山から4日 穴を掘り"ビバーク"している可能性も 札幌

男性の捜索が続けられている手稲山(1月17日)
札幌市の手稲山で遭難した男性の捜索は、1月18日朝から再開されました。入山から4日が過ぎる中、警察と消防で懸命の捜索を続けています。
行方不明となっているのは15日から手稲山で登山をしていた札幌の40代の男性です。
1月18日午前9時過ぎから、道警と消防が約30人で山頂と麓に分かれて捜索を再開したほか、ヘリコプターで上空からの捜索も続けています。

警察と消防の捜索(17日)
16日午後、男性から「下山途中に道に迷い、足がつって動けない」などと、警察に通報がありました。
男性は「山頂から平和の滝方向に来てしまったと思う」などと連絡していて、警察と消防では連日、山頂から平和の滝周辺までの間を中心に捜索を続けていますが、男性の手がかりは見つかっていません。

警察と消防が連日山頂から平和の滝周辺を捜索(17日)
警察によりますと、男性はテントなしで野営するための装備も持っているということです。
警察と消防では男性が穴を掘って、ビバークしている可能性もあるとみていますが、ここ数日の大雪の影響で、雪に埋もれてしまっている可能性もあるとみて、男性から連絡があった山頂から平和の滝にかけての経路で捜索を続けています。
男性とは16日午後2時以降、連絡が取れていません。