「インフルへの免疫力が下がった?」コロナ&インフル“同時感染を初確認” の病院も 同時流行懸念

病院の現場では…
北海道では、インフルエンザの感染が拡大し新型コロナとの同時流行が懸念されています。
新型コロナをめぐっては、オミクロン株の派生型「XBB.1」(エックスビービーワン)系統が11日に初めて北海道内で確認されました。
12日は確認されませんでしたが、今後の感染拡大する恐れがあります。

今後XBB.1はどうなる?
北海道医療大学の塚本容子 教授によると…
・XBB.1系統は感染力が強く、オミクロン株の「変異型」ではない特殊な「派生型」
・変異型というと弱毒化するイメージあるが、XBB.1系統は弱毒化しているか不明
・ワクチンの効果は、現在主流のBA.5の3分の1という論文がある

今までのような「変異型」ではない…
インフルエンザとの同時流行も懸念されています。
とよひら公園内科クリニックの藤本晶子 院長によると…

医療現場は…
・現在、発熱外来患者の半数がインフルエンザ
・コロナと同時感染していた人が、12日にクリニックで初めて確認
・インフルワクチンの接種率は、例年の約7割ほどと感じている
・接種率の低さが感染拡大の要因かもしれない

インフルにも注意必要です
インフルエンザの感染に注意が必要です。
塚本教授によると…
・コロナ禍でインフルエンザの感染が広がらなかったので、我々のインフルエンザに対する免疫力が下がっているとみられる。
・同時感染は、重症化しやすいというデータある
・基本的な感染対策が大事だが、今からでもインフルワクチンを接種すべき