運航会社社長を"来春にも"立件へ…「業務上過失致死容疑」裏付け捜査進める 知床観光船沈没
北海道・知床半島沖で観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没した事故で、第一管区海上保安本部は、2023年春にも業務上過失致死の疑いで運航会社社長を立件する方針を固めたことがわかりました。
この事故は2022年4月23日、知床半島沖で観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没し、20人が死亡、6人が今も行方不明になっているものです。

第一管区海上保安本部が裏付け捜査進める
「KAZU1(カズワン)」の運航を統括する運航管理者だった知床遊覧船の桂田精一社長(59)は、事故当日、悪天候で運航に危険が伴うことが予測できたにも関わらず、出航を中止しなかったことが沈没につながった疑いがあるとして、第一管区海上保安本部は、2023年春にも業務上過失致死の疑いで立件する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。
第一管区海上保安本部は、現在も、行方不明者の捜索を続けていて、船内の浸水の状況や沈没に至った経緯など、裏付け捜査を進めています。