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橋の名前などを書いた「金属板」38枚盗まれる…また銅を狙った犯行か? 北海道で相次ぐ窃盗事件

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事件を捜査している北海道警苫小牧署

 北海道白老町で橋の名前などが表記された橋名板(きょうめいばん)38枚が盗まれる窃盗事件がありました。

 事件があったのは白老町から伊達市大滝を結ぶ道道86号線です。

 北海道 胆振総合振興局 室蘭建設管理部 登別出張所が12月7日、道道86号線の橋の点検を行った際、橋名板がなくなっていることに気づきました。

 詳しく確認したところ、石山橋をはじめ新ブウベツ橋、森野橋など道道86号線の13カ所の橋で計38枚の橋名板がなくなっていることがわかりました。

 7日以前に最後に点検したのが7月20日だったことから、橋名板はこの4か月半の間に盗まれたとみられています。

北海道内で相次ぐ金属盗難

 盗まれた橋名板は青銅製で、警察は銅を狙った窃盗事件として捜査するとともに、不審者や不審な車両を目撃した際は通報するように呼び掛けています。

 北海道内ではこれ以外にも金属を狙った窃盗事件が相次いでいます。

 室蘭市では市内の道路に埋め込まれた銅製プレートがこれまでに11枚盗まれ、被害額は約100万円に上っています。

 帯広市では2022年6月以降、市内の公園で蛇口34個が盗まれました。蛇口は銅を多く含んだ真鍮製で、こちらも銅を狙った犯行とみられています。

 また滝川市でも銅線など1トンが盗まれたほか、夕張市でも330メートル分の電線が盗まれました。

 さらに札幌市でも220キロのバーベルが盗まれるなど窃盗事件が相次いでいます。

銅の価格は世界的に高騰

 事件の背景にあるとみられているのが、世界的な銅の需要の高まりです。

 銅の平均取引価格はこの20年間で3倍以上となる1トンあたり125万円ほどまで高騰。電気自動車の普及などでますます需要は増しています。

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