"厚別署"名乗るニセ男たち…80代女性だまされカード渡す "わずか1時間"で100万円引き出される

詐欺盗事件を捜査する北海道警札幌厚別署
来訪した警察官を名乗る男からキャッシュカードを盗まれ、現金100万円を引き出される「詐欺盗」事件があり、警察は調べています。
詐欺盗事件の被害にあったのは、札幌市厚別区に住む80代の女性です。
被害に遭った女性は、12月8日午後4時過ぎ、厚別署の警察官を名乗る男から「あなたの口座からお金が引き出されている」「袋に入れて保管する必要がある」「これから警察官が行ってその手続きをする」などと電話を受けました。
その後、女性の自宅に電話とは別の警察官を名乗る男が来て、男が用意した封筒にキャッシュカード1枚を入れて保管するように言いました。
その後、男が「印鑑を持ってきてください」と女性に伝えキャッシュカードから目を離している隙に、別の封筒とすり替えられました。
女性は、来訪した男が警察官ではないかもしれないと不審に思い、厚別署に連絡、今回の事件が発覚しました。
盗まれたキャッシュカードから現金100万円が引き出されていたのは、8日午後5時過ぎ。電話からわずか約1時間の犯行でした。
警察は、詐欺の電話などが来たら「♯9110」に連絡してほしいと呼びかけています。