福島県沖地震で脱線したままだった新幹線"H5系"…北海道に帰ってきた 社員教育用として車両活用へ

函館港に陸揚げされたJR北海道の「新幹線H5系」の車両(2022年12月5日)
2022年3月、福島県沖の地震の影響で脱線したJR北海道の新幹線の車両が12月5日、仙台港から輸送され、北海道・函館港に陸揚げされました。
今後、車両は社員教育用として活用される予定です。
函館に輸送されたのは、JR北海道の新幹線・H5系の車両です。
この車両は2022年3月16日、宮城県を運行中に地震の影響で脱線。
車体やモーターなどが損傷し、脱線してから運行はしていませんでした。

函館港に陸揚げされたJR北海道の「新幹線H5系」の車両(2022年12月5日)
JR北海道によりますと、今後、10両編成のうち6両が、3回に分けて函館港に運ばれる予定です。
車両は、北海道南部の七飯町の総合車両所へ輸送され、乗務員の養成や訓練などで活用されるということです。