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「妊婦さんは注意必要」初の国産"飲み薬"の効果は?どんな人は飲めない?医療現場期待のコロナ新薬の疑問

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 続いては、祝日明けの2022年11月24日、北海道内では、札幌の2239人を含む、4895人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

 連日、1万人前後の感染者が確認され、医療現場がひっ迫している道内。

 緊急承認された初の国産治療薬に、現場からも期待が集まっています。

 加藤 勝信 厚労相:「国内企業が製造販売す薬品でもありますから、安定供給の観点からも、今回の承認には大きな意味があるものと考えております」

 2022年11月22日、緊急承認された塩野義製薬の新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」。

 臨床試験では患者の発熱、喉の痛み、咳、倦怠感、鼻づまりなどの症状が軽減されたということです。

 初めての国産治療薬に現場の医師も期待を寄せています。

 釧路市医師会 杉元 重治 理事:「早めに投与することによって、症状改善効果と自宅での待機期間の短縮につながるのかなというふうに思います。ひとつ手持ちの武器が増えたかなというような印象ではあります」

 新型コロナの治療薬「ゾコーバ」。

 いつから使用でき、ウィズコロナの生活はどう変わるのでしょうか。

北海道医療大学の塚本容子教授は「日本国内で生産できるということが大事」

 北海道医療大学の塚本容子教授の解説。

 感染が急拡大する中で、国産初の飲み薬が緊急承認された。

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「日本国内で生産できるというのは、今後のことを考えると、大事なことだと思う」

承認された「ゾコーバ」はコロナの症状を改善させるとされている

 「ゾコーバ」の飲み方は、発症後3日以内に飲み始め、1日1回、5日間飲み続ける。対象となるのは12歳以上で、軽症から中等症1の患者まで。この薬を飲むと、7日ほどで咳や発熱、倦怠感などコロナの症状に改善が見られたということ。

 この他にはどんな特徴があるのか。

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「効果としては、軽症または中等症の患者が、薬を飲まなかった場合、改善までに8日間かかるが、薬を飲むことで、7日間で改善される。1日の違いで、『それほどでもないかな』と思うかもしれないが、まずは承認されたということが大事だと思う」

妊婦やほかの薬を飲んでいる人は注意が必要

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「そのほかの特徴は妊娠している方、または妊娠している可能性がある方は胎児に影響がある可能性があるので、控えていただきたい。さらにほかの薬との飲み合わせ、これはファイザー製の薬も同じだが、併用は難しい」

発症後3日以内に飲むためには検査体制の見直しが必要

 実際に処方されるのはいつ頃になりそうなのか。

 北海道医療大学 塚本 容子 教授:「今のところ、発表では12月からということ。登録している医療機関で使えるということになる。
 今後の課題としては、ウイルスは増殖してしまうので、早めに飲まなければならない。発症後3日となると、検査体制が課題。3日以内に飲むことができるよう、検査体制が見直されるとよい」

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