「納骨堂の活動は宗教活動」秋元市長 法的課題を不動産会社と協議へ…"遺骨引き渡し"問題 解決は?
札幌市内の納骨堂が突然閉鎖され遺骨が引き取れない問題で、札幌市の秋元市長は解決に向け法的な課題など不動産会社と協議していく方針を示しました
札幌市東区の納骨堂「御霊堂元町」は運営していた宗教法人が事実上の経営破綻し、札幌市内の不動産会社に競売で落札されました。

落札した不動産会社と協議へ
不動産会社は納骨堂を引き継ぐ意思を示していますが、宗教法人ではないため納骨堂を経営できず遺骨の引き渡しも権限がありません。
札幌市の秋元克広市長は11月24日、法的な課題の解決に向け不動産会社と協議していく方針を示しました。

会見する秋元札幌市長
秋元 克広 札幌市長:「納骨堂の活動は宗教活動になる。(不動産会社が)宗教法人としてどのような形で経営していくか、具体的に示されていく必要がある」
また連絡が途絶えている宗教法人の代表以外に遺骨の利用者が特定できない状況であることから、秋元市長は今後、利用者の救済方法も一緒に考えていくとしています。