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北朝鮮がミサイル発射 北海道南部の渡島大島の西側に落下…漁業関係者に不安広がる 鈴木知事は強く非難

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またもや北朝鮮がミサイル発射です。落下したのは北海道南部の渡島大島の西側200kmの日本海。日本の排他的経済水域(EEZ)内でした。

 被害は報告されていませんが、鈴木直道北海道知事は暴挙だと強く非難しました。

 鎌田 祐輔 記者:「北海道庁の危機対策課です。職員が情報収集を急いでいます」

 11月18日午前10時14分ごろ、北朝鮮が1発の弾道ミサイルを発射。

 ミサイルは約69分間飛び続け、午前11時23分ごろ渡島大島の西側200kmの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられます。

北朝鮮がICBM級の弾道ミサイルを発射

 飛行時間は過去2番目の長さでした。高度約6000kmまで上昇し、飛行距離は約1000kmと推定されます。

 斉藤 健太 記者:「渡島大島が見えていますが、その先にミサイルが落ちたとみられます」

 渡島大島から約50kmほどの北海道松前町では、防災無線を使って住民に注意を促しました。

町民には不安が広がる

 日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下するのは2022年3月以来で、今回が11回目となります。

 町民には不安が広がりました。

 漁師:「ミサイルが発射された時は沖に出ていて、渡島小島から出て魚を釣っている最中だった。びっくりはしない、毎度のことなので。ただ、だんだん近くなってきているので不安にはなる」 

 漁師の妻:「家にいてニュース速報を見ていた。落下場所が今までで一番近いので心配した」

 北海道などによりますと、人や船などへの被害は報告されていないということです。

 北海道庁では午後2時30分から緊急のテレビ会議を行いました。

 2022年3月24日に発射されたミサイルは、渡島半島の西約150kmに落下。

鈴木知事は「断じて容認することのできない暴挙」と批判

 10月4日には北海道内にJアラートが発出されるなど相次ぐ北朝鮮の行為に鈴木直道北海道知事は。

 鈴木 直道 北海道知事:「北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、2022年に入りすでに30回を超えている。渡島大島周辺は多くの漁船が操業する海域で、断じて容認することのできない暴挙」

松前町から望むミサイル落下方面

 鈴木知事は引き続き情報収集するよう指示したほか、国に対して北朝鮮が国連安保理決議に違反する行為を繰り返さないよう、適切に対処することを緊急要請しました。

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