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“手術先送り” “救急たらい回し” 「第8波」で医療現場はひっ迫 北海道 連日1万人が新規感染

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 新たな感染者は3日連続で1万人前後に。

 厳しい「第8波」で、影響が拡大しています。

 北海道内では11月17日、新たに9536人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。

 札幌市では3738人、石狩地方で過去最多の759人、十勝地方で540人など、全道的に感染拡大が続いています。

3日連続 約1万人

 北海道内で計16人の死亡が確認されたほか、高齢者施設を中心に30件のクラスターが確認されています。

 患者の急増で厳しい状況にさらされているのが医療機関です。

 病床使用率は北海道全体では47.0%、札幌市では49.9%に達しました。

医療現場は…

 手稲渓仁会病院 奈良 理 副院長:「先週の土曜日(12日)から1つの病棟を、新たにコロナ病床として運用し始めました。医療スタッフで感染者とか濃厚接触者が出て休む職員が増えてきたので」

 札幌市・手稲区の手稲渓仁会病院も連日、ギリギリの状態での診療を迫られていました。

 感染の急拡大は病院スタッフにも及び人員不足が深刻です。

 ほかの病棟にもコロナ病床を確保し対応にあたっています。

 12床だった専用病床を20床に増やしましたが、そのうち16床は11月15日の時点で埋まってしまいました。

手術延期も

 最大限の体制を整え「第8波」に対処していますが、限界が近づきつつあります。

 奈良 副院長:「白内障の手術とか、目が見えづらくなってると思うが、先送りというかに予定を変え、スタッフを確保することを(11月15日)決めた」

 感染の再拡大で通常の医療が滞る状態になりつつあります。

救急にも影響が…

 さらに厳しいのが救急です。

 奈良 副院長:「コロナ患者と救急患者が重複して(搬送されて)来ることが多くなってきた。その時間は受けられないという状況が発生している」

 今後、さらに感染拡大が続くと、コロナ以外の入院患者を転院させることができなくなり、救急患者の受け入れができなくなることも想定されるといいます。

 奈良 副院長:「当院の病床がないとか、コロナ(患者)受け入れの病院でクラスターが発生し、コロナ患者も救急患者も受けられないとなるのが、一番の問題」

たらい回しが恐ろしい

 札幌市内の救急搬送で、いわゆる「たらいまわし」(病院に救急患者の受け入れを3回以上断られたり、探すのに時間がかり現場に30分以上とどまったもの)になった件数は、2022年9月下旬から一気に増え11月7~13日は約2倍の238件で過去最多になったということです。

 札幌市消防によりますと病院でクラスターが発生したり、スタッフが感染するなどして手が足りず受け入れられない事案が増えているとみられます。

  • みんテレ