“神”と称されたルーキーが雨にも負けずひた向きに汗を流せば新戦力に豪快な一発が飛び出しました。

　沖縄県国頭村で行われている北海道日本ハムファイターズの秋季キャンプは11月10日、4日目を迎えました。

　この日の練習は悪天候で室内でスタート。今季ルーキーながら80試合に出場、高い守備力を披露した上川畑大悟(かみかわばた・だいご)選手。森本稀哲コーチのノックに巧みなグラブさばきと軽快な動きで答えます。

　その後、天候が回復しメーングラウンドで行われたシートバッティングでもライトオーバーの当たりを放ち新庄剛志監督へのアピールに成功します。

　さらには新戦力の江越大賀(えごし・たいが)選手もレフト場外への特大の一発を放ちその潜在能力を強烈に印象づけます。

　入団会見で“ホームラン禁止令”を出していた新庄監督はバツサインを出しますが驚異の潜在能力とキャンプでの成長に目じりを下げていました。

　新庄監督は江越選手の場外弾についてー

　「まったく振ってないよね。振ってないのにあそこまで飛ぶんだという感覚をつかむだけでボールが当たるようになる。一番、本人がびっくりしたのではないか」。

　最下位からの下剋上優勝を狙う来季へ、激しいレギュラー争いがすでに始まっています。