気づかぬうちに出火も「暖房器具」による火災…ロボットが原因に? コロナ禍で"アルコール消毒"も要注意

コロナ禍ならでは"アルコール消毒"も出火の原因に
ストーブに消毒液がかかると大きな音とともに火が燃え上がりました。
NITE製品安全広報課 岡田 有毅さん:「アルコールの主成分はエタノールですけど、可燃性の液体化した高い液体となっている。アルコールを吹き付けたり、濡れたものを近づけてしまうと、引火して大きく燃え上がってしまう恐れがある」
札幌市内の火災件数は2021年、6年ぶりに増加に転じました。
札幌市消防局によりますと、コロナ禍で家で暖房器具を使用する機会が増えたことで火災も増えた可能性があるということです。

6年ぶりに増加した札幌市内の「火災件数」
私たちはどのようなことに気をつけるべきなのか。
キーワードはストーブとの「距離感」です。
東京理科大学 総合研究院 火災科学研究センター 関澤 愛 教授:「ありがちなのが、冬動くのが億劫になって自分がいる近くにストーブを寄せたり、ストーブの周りに物が置いてあったりして出火に至る。(暖房器具と)1メートル以上は離しておいた方がいいと思います」

暖房器具と"距離感"が大切
また、寝るときはストーブの長時間の使用は避けた方がいいということです。
東京理科大学 総合研究院 火災科学研究センター 関澤 愛 教授:「ストーブのつけっぱなしで寝るのは、私はやめた方がいいと思う。タイマーのついたもので寝てから1、2時間して消える。こういった安全装置を使うべき」

寝るときのストーブの長時間の使用は避けて
多くの家庭で使われる暖房器具。
本格的な冬の到来を前に、もう一度安全な使い方をチェックしてみましょう。