「魚よりごみが多い海に」深刻な海"ゴミ"問題…楽しみながら海守る"ビーチコーミング"美しい海を未来へ

特に多かったのが「プラスチックごみ」
参加した人:「プラスチックばっかりなんですよ」
アースデイ函館高橋 あかりさん:「私もプラスチックばかり」
海に流入するプラスチックなどのゴミは年間少なくとも800万トン。
2050年の海は、魚よりプラスチックの方が多くなると言われます。
特に問題視されているのが直径5ミリ以下の「マイクロプラスチック」です。
これが海のなかを大量に漂っています。
海岸に漂着したプラスチックは紫外線などで劣化し細かく砕かれます。
これを繰り返し、5ミリ以下という目には見えづらい細かいプラスチックの粒となるのです。

2050年の海は、魚よりプラスチックの方が多くなるという
海のマイクロプラスチックはこの30年間で量も範囲も大きく増え、北海道周辺にも漂流しています。
高橋さんたちのグループは回収した海洋ごみを使ってフォトフレームやコースターなどの作品を作ります。

回収した海ごみで作品を作る
家に帰っても海の問題を忘れないでほしいと願っています。
参加した人:「シーグラスとか好きなので、拾って作品を作れたらいいなと思って参加しました」
Q:シーグラスきれい?
参加した子ども:「うん」
参加した人:「でもごみだって先生教えてくれたね」
アースデイ函館 高橋 あかりさん:「今後の海が魚よりもゴミの方が多くなってしまうということがあり、魚がごみを食べちゃって、それがいずれ人間の体にも入ってくると考えたら、海の環境を守ることで暮らしも守れるというのがあって、それをみんなに伝えたくて活動しています」
ひとり暮らしをする高橋さん。
プラスチックを使わない暮らしを心がけています。
アースデイ函館 高橋 あかりさん:「みつろうラップを自分で作ったものを使っていて、手で温めるとこういうふうにお皿の形になって、密閉してくれるもの」
こちらは布にミツバチの巣から取れる「ろう」を染み込ませて作る、みつろうラップ。