知床観光船沈没事故を受け 携帯電話"通信エリア拡大"の意見交換会 基地局の設置場所を検討
4月の知床沖の観光船沈没事故を受け、北海道・斜里町に続き、10月30日に北海道・羅臼町で、国と地元関係者が携帯電話の通信エリアの拡大に向け、意見交換を行いました。
意見交換会には総務省や環境省のほか、地元の漁協や観光協会、携帯電話大手4社の担当者などが出席しました。

船長の携帯電話は航路の大半でつながらない状態だった…
知床沖の事故では、船長が通信手段としていた携帯電話が、航路の大半でつながらない状態だったことが明らかになりました。
事故を受け、国や大手4社などは知床半島の通信エリア拡大を目指していて、意見交換会では、基地局の設置場所などについて検討が行われました。

総務省総合通信基盤局 豊嶋 基暢 電波部長
総務省総合通信基盤局 豊嶋 基暢 電波部長:「具体的な地名とか場所とか、かなり我々の知らなかった提案いただきましたので、持ち帰って検討してみたいと思います」