新幹線工事で札幌駅周辺“通行止めだらけ” 行き止まりでUターンし事故も… 駅中は「車いす」も遠回り

新幹線駅の場所も
新幹線の延伸にあわせて再開発ビルが建設される札幌駅から東側に目を向けてみると。
札幌駅東側に建設される新幹線・札幌駅。創成川通りをまたいで作られます。
新しい駅舎は再開発ビルとつながるほか、東改札口や広場もできるため2本の道路が廃止となります。
今は工事車両が行き来していて、いずれ道路の面影もなくなるとみられます。

駅ナカも複雑です
三宅 真人 記者:「札幌駅の外だけではありません。駅の中でも多くの通行止めがあります。こちらは旧パセオのエリア。通れなくなっています」
JR札幌駅では9月、商業施設・パセオが営業を終えました。パセオを通り東西のガード下に抜けるにはこれまでいくつもルートがありましたが、10月からは1本ずつしかなくなっています。
地下1階も東西を行き来できません。

かなり遠回り
さらに11月には、西と東の改札口をつなぐ南側連絡通路が閉鎖されます。
東西を移動するには、ステラプレイスの中を迂回するか、駅の北側の外に一旦出るしかありません。

多くの人に影響出ています
札幌駅の乗客数は2021年度で1日平均6万6000人あまり。
既に多くの人に影響が出ているようです。
駅の利用者:「大変です。通行止め早くなくなってほしい」
車いすを使っている人は、利用していたエレベーターが閉鎖されたと話します。
車いす利用者:「(パセオの)エレベーターは使えなくなったので、(改札からステラプレイスまで)ぐるっと回って地下鉄に乗る。多分5~10分は違うと思う。(南側連絡通路が通れなくなると)すごい遠回り」
新幹線の札幌延伸は8年後。しばらくは不便な状態が続きそうです。