1ドル150円台 32年ぶりの円安水準続く…暮らしに影響は 外貨でお得に電子マネーチャージも
円安が止まりません。円相場が1ドル150円台前半まで値下がりし、32年ぶりの円安水準となっています。
私たちの暮らしにどんな影響があるのでしょうか。
札幌市民:「物価が上がってしまうのが心配なところ。電気やガスなど、ライフライン系の値上がりが気になる」

円安は北海道経済にとってマイナスの影響が大きいという
10月20日、大きな節目である1ドル150円を突破した円相場。10月21日も円安が進み、1990年8月以来の水準となっています。
北海道で暮らす私たちにどのような影響があるのでしょうか。
北海道二十一世紀総合研究所 横浜 啓 調査部長:「円安になって海外から入ってくるものが値上がりするので、北海道経済にとってはマイナスの影響が大きい」

平均で年間約10万9000円家計の負担が増えるとの試算も…
試算によると1ドル150円の円安が続くと物価の上昇により、平均で年間約10万9000円家計の負担が増えるといいます。
さらに円安が進む可能性も。家計を守るためには一体どうしたらいいのでしょうか。

外貨を電子マネーにチャージすることも
北海道二十一世紀総合研究所 横浜 啓 調査部長:「プライベートブランド商品の割合を高めて、値上げを押さえようとする動きもある。プライベートブランド商品など、いろいろと比較して物価上昇の痛手を抑える。海外に運用先を求める。例えば外貨預金や外国債券など」
円安の恩恵を受けるにはどうしたらいいのか。庶民にとっては外貨預金などはハードルが高いですが、身近なところではこんなものも。
石川 広大 記者:「JR札幌駅などにある機械で、海外の通貨を日本の電子マネーにチャージできるということです」
かつての海外旅行などで使いきれなかった海外の紙幣や硬貨、引き出しの奥に眠っていませんか。
円安が進む今、お得にチャージできます。

円安の"影響"で370円もお得になる可能性も
例えば10ドルを投入すると、1ドル150円なので1500円になります。
1年前の同じ時期は1ドル113円だったので1130円。370円もプラスになるんです。
ちりも積もれば山。円安の打撃、少しでも回避したいですね。