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「環境汚染しない街に」"ゼロカーボン"先進地「上士幌町」に道内各地の高校生集う 街のミライを考える

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 2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン」の取り組みを学ぶため、高校生が十勝の上士幌町を訪れ、バイオガスプラントなどを見学しました。

 10月15日、上士幌町にやってきたのは北海道内各地の高校生約30人です。

 目的は温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするゼロカーボンの取り組みを学ぶためです。

 札幌市の高校生:「地球温暖化など環境について興味があった」

 札幌市の高校生:「食や農業に興味があり、学んでいるうちに環境も関わりがあることが分かり、少し視野を広げてみようと思って」

 温暖化によって引き起こされる異常気象や災害。

 それを食い止めるために進められているゼロカーボンの先進地が、ここ上士幌町です。

 高校生たちの目にどう映ったのでしょうか。

 温室効果ガスを出さない、ゼロカーボンのまちづくりを学ぶため上士幌町に集まった高校生たち。

 まず見学したのは荷物を配送する買い物ドローンの実演です。

「買い物ドローン」の実証実験を見学する高校生

 届いたのは、高校生へのプレゼント、プリンです。

 札幌市の高校生:「(ドローンが)大きかったです。びっくりしました。思ったより音が小さくてよかったです」

 上士幌町では、タブレットで頼んだ商品がドローンで届く、「買い物ドローン」の実証実験を行っています。

 トラックによる運送と効率的に組み合わせると二酸化炭素の排出量が少なくて済むといいます。

 札幌市の高校生:「実用化が目の前にきているんだなと感じました。梱包にお金や資源がかかってしまうのかなとは思いました」

 続いて、訪れたのはバイオガスプラント。

 人口約4900人の上士幌町では、その10倍近い4万7000頭の牛が飼育されています。 

 そのふん尿から発電するバイオマス発電所は、上士幌町内に7基もあります。

 ドリームヒル 宗像 勇輔さん:「牛のふん尿が1日150トンくらい毎日入ってくる。発酵槽にふん尿が入っていって、20日くらい温度をかけて回している」

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