札幌市 "住宅地に迫る"クマ目撃が多発 南区で1頭駆除も…「目と目が合った」東区で連日の目撃
10月18日、札幌市東区でクマが目撃され、19日朝も近くで新たな目撃情報があり、警察などが警戒に当たっています。
沼田 海征 記者:「札幌市東区のクマの目撃現場です。クマはあちらの草が生い茂っている所の手前にいたということです」
18日午後6時半ごろ、札幌市東区東雁来町の駐車場で「体長1メートルほどのクマを見た」と110番通報がありました。
目撃した男性は、5メートルの至近距離で「目と目とがあった」と話しているという事です。
クマはその後、北西方向の林に立ち去ったという事です。
一夜明け、すぐ隣の札幌東豊高校では通常通り生徒が登校しましたが、800mほど離れた札苗緑小学校では児童の登校を、一時見合わせる措置をとりました。

19日にクマのような動物が目撃された現場付近(札幌市東区丘珠=2022年10月19日午前10時ごろ)
また現場から4キロほど離れた東区丘珠でも、19日午前9時ごろ、クマらしき動物が1頭北方向に走り去るのを目撃したとの通報があり、現在、警察や札幌市が付近の警戒に当たるとともに住民に注意を呼びかけています。
札幌市の担当者:「ちょっと離れていますけど、豊平川や水路があるので、そういうところを伝って住宅地まで来ている可能性は考えられる」

札幌市南区で連日出没したクマ(提供:札幌市)
市内では、南区でも連日クマが目撃されていて、18日には、メス1頭が駆除されています。