あえて値下げ!の店続々 ラーメン店の理由は 長年連れ添った妻の他界… "愛と幸せをお裾分け”

個人経営の店でも…
全国チェーン店のほかに、北海道内の個人経営店で値下げを実現した店もあります。
安野 陽介 ディレクター:「『諸材料費の高騰につき誠に申し訳ありませんが50円値下げします』ですって」
こちらは小樽市のラーメン店。
6月から看板メニューの正油ラーメン700円を650円に値下げしました。

看板メニューの醤油ラーメンを値下げ
安野 陽介 ディレクター:「昔ながらのあっさり系。おいしいです」
個人経営の店は全国チェーン店以上に経営が苦しいはず、値下げの理由は?
支那そば愛幸 横手 将人さん:「1月に女房が死んじゃいまして今1人なんですよ。そんなにお金使わないし、みなさんに還元しようと思って。仕事終わってから1杯飲めれば十分です」 2022年1月、長年連れ添った妻の幸恵さんが他界。
1人娘も独立し、生活に金がかからなくなったのが理由です。
支那そば愛幸 横手 将人さん:「(Q:厳しくないんですか?)大変ですよ。全部上がっています。ガス代とかね」
常連客:「心配ですけど、その分私が来ればいいかな」

値下げの理由には「愛」と「幸せ」がありました
店名は妻と長女の名前から1文字ずつとって「愛幸」今後は小樽の皆さんに愛と幸せをお裾分けしたい、そんな願いを込めた50円の値下げです。
支那そば愛幸 横手 将人さん:「(Q:今後もこの値段で続ける?)絶対上げません。たぶんね」