【北海道の天気 10/6(木)】数年に一度の軌跡 空から望む北海道の紅葉と雪
(菅井貴子気象予報士が解説)午後7時00分現在
◆紅葉と雪
きょうの北海道の季節を、ドローンを使って空から撮影した映像です。
十勝岳温泉の紅葉の錦は、雪化粧をまといました。
今週は、上空に冬の空気が入ったため、標高の高い山では、雪が降りました。
紅葉と雪の共演は、今だけ楽しめる北海道の絶景ですね。
初雪前線に追われるように、これから紅葉前線は、山から麓へと降りていきます。
なお、峠道では、週末にかけて、路面が凍結しますので、走行される方は、注意をして下さい。
◆上空の寒気
北海道の上空には、中山峠で雪を降らせるぐらいの強い寒気が流れこんでいます。
週末にかけて居座るため、麓でも、寒さが続きそうです。
来週月曜日に、ようやく寒気が抜けますが、寒気を追い払うのは、発達した低気圧です。
寒さが緩むと、嵐がやってきますので、週間予報にも注目をして下さい。
◆あす7日(金)の天気
広範囲で、晴れ間が出るでしょう。
きょう6日(木)のようなにわか雨の可能性は低くなっていますので、
洗濯の外干しも問題なさそうです。
ただ、夜遅くは、太平洋側東部で、雨が降りそうです。
◆あす7日(金)の気温
朝は、今季一番の冷え込みとなりそうです。
札幌も6℃まで下がり、北見や倶知安は‐1℃です。
日中の気温も平年より3~5℃も低く、
きょう同様の寒さが続くでしょう。
日中も厚手の上着で防寒対策をしましょう。
◆週間予報 7日(金)~13日(木)
8日(土)は、東部を中心に、にわか雨がありますが、大きな崩れはない見込みです。
9日(日)は、高気圧に覆われ、全道的に晴れるでしょう。
行楽の秋や、山の紅葉も楽しめそうです。
連休最終日の10日(月)は、低気圧が発達しながら通過するため、大荒れのおそれがあります。
特に、太平洋側で、雨量が多くなるでしょう。
交通機関に影響が出るかもしれませんので、最新の情報に注意をして下さい。