白昼堂々の犯行でした。

　札幌市西区の住宅で9月、とめてあった自転車が何者かに盗まれました。

　その一部始終を防犯カメラが捉えていました。

　9月8日、札幌市西区の住宅街に現れた白い服に白い短パン姿の男。

　住宅の敷地に侵入するとまっすぐ1台の自転車に向かっていきます。

　まるで自分の物のように堂々と自転車を動かし、近くにいる宅配業者に目をやりつつ、サドルの位置を調節しています。

目星ついてた？

　そして自転車にまたがり逃走。

　この間、わずか1分ほどの犯行でした。

　沼田 海征 記者：「自転車が盗まれた現場は閑静な住宅街です。こちらの所有者の住宅の敷地内で自転車は盗まれました」

　被害にあった男性：「仕事から帰ってきて買い物に行こうかなと思って自転車に乗ろうとしたらなかったので、設置していた防犯カメラを調べたところ、全く知らない人が白昼堂々、自分の自転車を乗ってどこかに行ってしまったのですぐに警察に届けを出しました。新車で8万円くらいだったと思います」

　所有者の男性は鍵はかけていたといいます。

　沼田 海征 記者：「付近のアパートには自転車が4台あります。男はこちらには目もくれませんでした」

逃走した白短パン男

　周辺には別の自転車もありますが、男は一直線に男性の自転車に向かっています。

　あらかじめ目星をつけていたのでしょうか。

　被害にあった男性：「やってはいけないことだし、同じ思いをする人がこれからも出ないように早く捕まってほしいなと思います」

　警察は盗難防止のため短い時間でも複数の鍵をかけたり、防犯登録をしてほしいと呼びかけています。