「ほかにいない方だ」「正直やりすぎ」北海道でも賛否両論 "国葬"に揺れた札幌 市民団体が反対集会も
2022年9月27日、安倍元首相の国葬が行われました。
札幌市内の官公庁では半旗が掲げられ弔意が示された一方、反対活動も行われました。
鎌田 祐輔 記者:「札幌市役所では午前7時15分に、半旗が掲揚されました」
札幌では27日朝、市役所のほか北海道庁、北海道議会、北海道警察本部などで、国葬に合わせて弔意を示す半旗が掲げられました。
鎌田 祐輔 記者:「北海道議会です。9月13日から本会議が開かれていますが、扉が閉ざされています」
道議会は27日、休会となり、鈴木知事と小畑議長らが参列。
自治体からは、秋元札幌市長、石垣根室市長などが出席しました。
鎌田 祐輔 記者:「国葬に反対するとして、札幌駅前の広場には約60人が集まりました」
一方、JR札幌駅では正午過ぎから市民団体らが集まり「弔意の強制は憲法に違反する」などとして、反対集会を開きました。
反対集会の参加者:「私たちの税金が使われるということに反対」
反対集会の参加者:「子育ても充実してほしいし、災害で断水している地域もあるので、もっと困っている人がいるのでそっちに使ってほしい
道民はこの国葬をどのように受け止めたのでしょうか?
道民:「そうだっていうんだったらそれでいいんじゃない。いろんなこと考えてそうなんでしょうからね。死んだ人には罪がないからね」
道民:「安倍さんに関しては、プラスのほうがはるかに大きい方だと思っている。日本の政治家で、外交でこれだけアピールできた方は、ほかにいないと思っている」
道民:「安倍さんは、確かに色々な功績を残した方だが、国葬までやるのは、正直やりすぎじゃないかと思う。(イギリスの)エリザベス女王の国葬とは、国葬の意味が違う気がする」