CO2排出抑えた世界でも珍しい「マンゴー栽培」…"温泉&雪"の自然エネルギー利用 音更町
今週、UHBは持続可能な社会を作るSDGsの取り組みをお伝えしています。
9月23日はSDGs、17の目標のうち、7番目の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、13番目の「気候変動に具体的な対策を」です。
9月23日の舞台は、十勝の音更町。
二酸化炭素排出の削減にもつながる、クリーンな自然エネルギーを使ったマンゴー栽培が行われています。
世界規模で進む地球温暖化。
特に北海道は世界でも温暖化が進んでいる地域で、100年前に比べると北海道内の平均気温は1.6度も上昇しています。
温暖化が進むことで猛暑になったり、台風の影響を受けやすくなったり、流氷が来なくなるなど、気候変動の影響がはっきりと現れてきました。
そんな中、十勝の音更町ではCO2の排出を抑えた、世界でも珍しいマンゴー栽培が行われています。
ノラワークスジャパン 中川 裕之 社長:「石油には頼らない」
なぜ南国のフルーツ、マンゴーの栽培が可能なのか。
そこには自然エネルギーと地元の気候を生かした栽培方法がありました。
田中 うた乃 記者:「本来であれば春から夏にかけてなるはずのマンゴーが、今このようにたくさん実っています。これから冬にかけて、マンゴーもどんどん大きくなるということです」
十勝の音更町の「ノラワークスジャパン」。
12月の出荷に向けて、マンゴーが徐々に大きくなってきています。
なぜ、音更町で南国のフルーツ、マンゴーの栽培が可能なのでしょうか。

音更町でCO2の排出を抑えた「マンゴー栽培」が行われている
その答えが、音更町の自然が生む温泉と雪のエネルギーです。
ノラワークスジャパン 中川 裕之 社長:「これが温泉なんです。冬にこれを利用して、ハウスの中を暖めるというエネルギー活用ですね」
さらに、別の場所には…。
ノラワークスジャパン 中川 裕之 社長:「真冬に雪をためる世界最大級の『雪氷庫』なんです」