沈没した観光船の乗客乗員と判明 DNA鑑定で…国後島とサハリンで見つかった3遺体 残る不明者は8人に
北海道の知床観光船の沈没事故でロシア側が発見した3人の遺体について、北海道内で行われたDNA鑑定の結果、観光船の乗客2人と甲板員と確認されました。
国後島とサハリンで発見された3人の遺体は9月10日にロシア側から引き渡しを受け、道内で改めてDNA鑑定が行われていました。
海上保安庁によりますと、鑑定の結果、国後島で見つかった1人はKAZU1の甲板員の曽山聖さん27歳、もう1人は北見市在住の21歳の女性と確認されました。
またサハリンで見つかったのは江別市在住の59歳の男性と確認されました。
曽山さん以外の2人については家族の意向で名前は公表されていません。
これで知床観光船沈没事故での死者は18人、行方不明者は8人となりました。