ロシア発見の3人遺体 巡視船「つがる」がコルサコフ港で引き取り…10日朝にも小樽港に 知床観光船沈没
北海道知床半島沖の観光船沈没事故で、ロシア側が発見した3人の遺体が9月9日朝、サハリン南部のコルサコフ港で日本の巡視船に引き取られました。
ロシア側の調べで行方不明者のDNA型と一致した3人の遺体を引き取るため、8日に小樽港を出港した海上保安庁の巡視船「つがる」は、日本時間の午前7時半ごろ、サハリン南部のコルサコフ港に到着しました。
ロシア側は、日本の要請に基づき、乗客と乗員の捜索に協力し、5月に国後島で男女2人の遺体を、6月にはサハリン南部で1人の遺体を発見していました。
3人の遺体の引き渡しは9日午前10時ごろまでには終わったとみられ、「つがる」は同日午前10時15分、コルサコフ港を出港しました。
「つがる」は、10日午前8時ごろにも小樽港に戻る見通しです。