安倍元首相の国葬で…"一般質問"が一転 北海道議会9月27日は休会に 鈴木知事ら参列に備え準備

国葬について討論した道議会総合政策委員会(2022年9月6日)
北海道議会運営委員会は、2022年9月27日に予定していた本会議を休会とすることを決めました。
道などによりますと、第三回定例道議会は2022年9月13日に開会し、27日には鈴木知事も出席して、一般質問が予定されていました。しかし、この日行われる安倍元首相の国葬に、鈴木知事や小畑議長が参列する可能性があることから、休会としました。
鈴木知事は国葬への参列について、「適切に検討して対応する」として、態度を明らかにしていませんが、関係者によりますと、「国葬の招待状が届いていないので、参列するかしないかの判断ができない状態」としています。
北海道内では、弁護士の有志らが、「知事や議長が公費で国葬に参列するのは、違法だ」などとして、道監査委員会に支出差し止めの住民監査を請求しています。
国葬を巡って政府は、自治体や教育委員会に弔意の表明は求めないとしていますが、道などは当日の対応をふくめ、検討を続けています。