「事件との関係はない」秋元市長とIOCバッハ会長との会談見送り "札幌誘致"熱意アピールならず
2030年冬季オリンピック・パラリンピック招致を目指す北海道札幌市。
秋元市長は来週、スイスでIOCのバッハ会長と会談する意向を示していましたが、札幌市はIOC側と日程が合わず、会談が見送られることになったと発表しました。
来週スイス、ローザンヌのIOC本部を訪問し、バッハ会長と会談する意向を示していた秋元市長。
会談にはJOCの山下泰裕会長も同席し、札幌市の取り組みなど、熱意をアピールする意向でしたが、IOCとの日程があわず、会談は見送りになりました。
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検の捜査が進む中での会談でしたが、札幌市スポーツ局では「事件との関係はない」としています。
札幌のオリンピック・パラリンピック招致を巡ってはこれまで、2022年3月に行なった「市民アンケート」や有識者らによる「プロモーション委員会」などで、機運醸成に務めてきました。
IOCは12月にも候補地を一本化することから、札幌市は招致活動をさらに加速させていく方針でしたが、IOC側との日程調整が合わず、会談が見送りとなり、市は「引き続き継続的な対話の中でIOCと意見交換を進めてまいります」としています。