北海道の代表的な秋の味覚 “秋サケ”初水揚げ…量は前年より微増も価格は1.5倍に イクラの在庫不足で
北海道を代表する秋の味覚の登場です。秋サケの定置網漁が解禁され、北海道十勝地方の大樹漁港などで初水揚げがありました。物価上昇が続く中、2022年の秋サケの値段はどうなるのでしょうか。
田中 うた乃 記者:「秋サケが続々と水揚げされています。銀色に輝いていて、立派な秋サケです」
8月30日に解禁となった秋サケの定置網漁。資源保護のため、北海道東部では3日遅れてのスタートとなりました。大樹漁港では5隻の船が出漁し、2021年より0.3トン多い約3.9トンを水揚げしました。
漁師:「期待ほどではなかったのでがっかりしたが、始まったばかりでまだ分からない。期待して頑張りたい」
水産試験場の調査によりますと、2022年の北海道の秋サケの来遊量は、2021年と比べ約10%増える見通しです。9月2日の浜値は1キロあたり、高いものでメスが1600円ほどと2021年の1.5倍になりました。市場関係者によりますと、2021年の不漁によるイクラの在庫不足の影響で、今後も高値が続く見通しだということです。