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根室市で“サンマ“初水揚げ 1匹300円「赤字覚悟」…初競りの最高値は前年の6倍に 漁獲量の見通しは

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 早くも秋の味覚の登場です。8月18日朝、北海道根室市の花咲港で棒受け網漁のサンマが初水揚げされました。

 競りでは1キロ当たり最高で5万4000円の値が付きましたが、地元の鮮魚店では1匹300円で売られました。
 
 田中 うた乃 記者:「初水揚げされたサンマを焼いてみました。とってもいい香りがします。ホクホクして、香ばしくておいしいです」

 8月18日朝、根室市の花咲港で棒受け網漁のサンマが初水揚げされました。約1400km東の公海で、2日間漁をした小型船1隻が戻り264kgを水揚げ。

 2021年の花咲港の初水揚げの3tより大幅に少ないスタートとなりました。

 サンマ漁船員:「思ったより取れなかったが、漁はまだ始まったばかりなのでこれから。刺し身や焼き魚でおいしく食べてもらいたい」

2021年の水揚げ量3tより大幅に少ない264kg

 日露関係の悪化により、ロシアが主張する排他的経済水域は一部のみを通過する遠回りルートを選びましたが、トラブルはなかったということです。

 初競りの最高値は1kg当たり5万4000円。2021年の6倍近い値段となりました。競り落としたのは根室市の水産加工会社です。

 永宝冷蔵 齋藤 栄寿 社長:「一生懸命に遠い所から持ってきてくれたので、それに値段をつけて一生懸命に売る。『根室のサンマが始まった』と、皆さんに知らせたい。サンマをみんなに食べてもらいたい」

 初物のサンマはさっそく根室市内の鮮魚店「魚信」に並び、1匹300円で販売されました。

 サンマを買った客:「初物だから焼く」

 サンマを買わなかった客:「小さいし、脂がのっていなくて細い。太ってくるのを待つ」

 本来であれば600円ほどの値段になるといいますが、赤字覚悟で売り出しました。

赤字覚悟の1匹300円

 魚信 浅野 昌英 社長:「赤字だが勢いづけのため。サンマの水揚げがないと店も困るし、根室市民も困る。1匹100円前後が一番状態がいいとき。9月半ばから10月になってから」

 サンマは8月19日以降、札幌などにも出荷されます。

 水産庁の調査によりますと、2022年のサンマの漁獲量は低い水準ですが、過去最低だった2021年は上回るのではないかということです。20日には大型船による漁も解禁されます。

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