監視カメラがとらえた"巨大クマ"…2メートル近いごつごつした胴体 毎日のように出没し果物を食い荒らす
暗闇で目を光らせる黒い動物。
クマの出没が相次いでいた北海道札幌市南区の果樹園に8月17日夜、またクマが現れ、果物を食い荒らしました。
果樹園では電気柵を取り付けるなど対応に追われています。
大きく盛り上がった肩とごつごつとした胴体…。目を光らせていたのは体長2メートルほどのクマです。
さらに、別の監視カメラには果物の木の間をのそのそと動き回る様子も。
いずれも撮影されたのは札幌市南区の果樹園です。

果樹園を荒らしたクマ(提供:札幌市)
熊坂 友紀子 記者:「昨夜現れたクマはあちらに見えるプラムを倒していたということです」
8月17日午後9時20分ごろ、札幌市南区の果樹園でプラムの木を荒らしたクマが果樹園と市が設置した監視カメラに映し出されていました。

同一の個体が居ついた可能性も(提供:高坂果樹農園)
この果樹園では8月13日と14日にモモ、16日にはプラムが食い荒らされるなど被害が続いていました。13日の現場にはクマの毛が残されていました。
札幌市環境局 清尾 崇さん:「繰り返し出てきているので同じクマの可能性も高いかなと思います」

果樹園には幅約14cmの足跡が…
果樹園にはクマの足跡も…。足の幅は14センチもありました。
札幌市環境局 清尾 崇さん:「成獣のオスかなと思います。2メートル近くあるかもしれない」
毎日のように出没し、果物を食い荒らすクマ。果樹園では対策に追われています。
高坂果樹農園 高坂 博文さん:「自衛するしかない。電気柵の設置を急いで全面にはる」